- HOME>
- 高血圧症
高血圧症について
高血圧症とは?
高血圧症とは、文字通り血圧が常に高い状態であることを指します。
血圧とは、心臓が血液を体中に送りだす力、つまり血液によって血管にかかる圧力のことを指します。血圧が適正な範囲を超えた場合、心臓、脳、腎臓などの重要な臓器へのダメージを引き起こし、心臓病、脳卒中、腎不全などのリスクが高まります。
高血圧症は「無音の殺人者(サイレントキラー)」とも呼ばれることがあり、これはしばしば症状が出ないまま深刻な健康問題に繋がってしまう特徴を表しています。
高血圧症の原因は?
高血圧症の原因は実に様々です。
一部の高血圧症は遺伝的な要因や特定の疾患、薬物によるものですが、これらは高血圧患者全体の10%程度に過ぎないとされています。
大多数の高血圧症では原因がはっきりしておらず、特に成人の場合は「本態性高血圧」と呼ばれています。ただし、加齢による影響、体重の増加、運動不足、塩分の過剰摂取、アルコールの過度な摂取、ストレス、タバコなど、生活習慣の乱れが大きく関与していると考えられています。
高血圧症の症状は?
高血圧症はしばしば自覚症状に乏しいことがあり、「無音の殺人者(サイレントキラー)」とも呼ばれます。しかし、特に血圧が非常に高い場合や急激に上昇する場合、頭痛、めまい、視覚障害、息切れ、胸の痛みなどの症状が現れることがあります。
こんな症状はありませんか?
以下の症状があれば、高血圧症である可能性があります。
- 頭痛
- めまい
- 視覚障害
- 息切れ
- 胸の痛み
- 耳鳴り
- 鼻血
- 顔の赤み(ほてり)
- 疲労感
- 動悸
- 頻尿
など
これらの症状がある場合は高血圧を疑い、お早めに大阪市東淀川区の中城クリニックへご相談ください。
高血圧症の診断基準
収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上の状態が続く場合、高血圧症と診断されます。
これらの数値は、安静時に測定した場合のもので、1回の測定で高い値が出ただけでは高血圧とは診されません。診断には、数回にわたる血圧の測定が必要です。
高血圧症の検査方法
高血圧症の診断は、主に血圧計を用いて行われます。
血圧計は、上腕の周りに巻いたカフと呼ばれる装具を膨らませ、血流を一時的に止め、その後徐々に減圧しながら、血液が再び流れ始める圧力(収縮期血圧)と心臓が休息する間の圧力(拡張期血圧)を測定します。
また、24時間血圧モニタリングを用いることで日中の活動や睡眠中の血圧変動を詳しく把握できます。この検査により白衣高血圧(医療機関でのみ高血圧になる)や仮面高血圧(医療機関では正常値だが、自宅で高血圧となる)を鑑別することも可能です。
その他、エコー検査が行われることもあります。
高血圧症の治療方法
生活習慣の改善と薬物療法
高血圧症の治療は、多くの場合、生活習慣の改善と薬物療法の両方を行う必要があります。
生活習慣の改善とは、塩分の摂取制限、適度な運動、体重の管理、禁煙、アルコールを控えることなどです。特に日本人においては塩分の過剰摂取が問題視されており、男性は1日7.5g未満、女性は1日6.5g未満が推奨されています。
これら生活習慣の改善だけで血圧が下がらない場合、薬物療法が必要となります。
高血圧の治療で使用する薬
治療に用いられる血圧降下薬には様々な種類があり、患者様の状態に応じて最適な薬剤を選択します。1つの薬剤で血圧コントロールが得られない場合には、複数種類の薬剤を併用することがあります。
適切な管理で健康が守れます
高血圧症は放っておくと深刻な健康問題に繋がりますが、適切な治療と管理により、健康的な生活を送ることが可能です。
もし血圧に関してご心配なことがありましたら、お気軽に当クリニックまでご相談ください。
丁寧に診察し、お一人おひとりのライフスタイルに合わせた治療プランをご提案いたします。